2009年12月23日水曜日

歩くことと話すことの幸福な関係


私は歩くことが好きです。

歩くことによって、町並みや季節の移り変わり、土の匂いや草木の音など、様々なことを鋭敏に感じることができるからです。

一人で歩くのも良いのですが、誰かと連れ立って歩くのもまた良いものです。

そのときはもちろん会話をしながら歩くことになるわけですが、足を動かすことによって脳が活性化しているためか、普段なら話さないような事や考えてもいなかった事がふと口をついて出ることが多々あります。

そういう時は、自分がそのような事を考えていることに新鮮な驚きを覚えます。

私は人と会話をするのが好きなのですが、前もって用意しているものを話すことよりも、その場で瞬時に練りあげたものを話すことが多いです。批判的考察を欠いたそのような考えは曖昧なものであったり、不正確な表現であったりするわけですが、その場でしか生まれない感覚を有していることも多く、なかなか侮れないものがあります。

もちろん会話をする際には、その相手がどのような人物かという点が非常に重要です。

私は幸いにも周囲の人に恵まれているため、すばらしい人々と会話する機会が多くあります。

昨日も後輩と夜の田舎道を5時間にわたって散歩したわけですが、なかなか有意義な時間でした。

自らの内面との孤独な対話というものも時には必要なのでしょうが、このように信頼できる人にアウトプットすることによって自らの思考をまとめていくという過程も私にとってはすごく大切なものなのです。

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