2009年12月26日土曜日

素晴らしきEvernote


今日は、ここ1年ぐらいお世話になっているソフト、Evernoteについて思うところを述べていきたいと思います。

このEvernoteは端的に言えば、高機能のオンラインメモソフトです。このサービスの詳細は他のブログ等でも紹介されているのでわざわざ繰り返すことはしません。

私は、出先でMacBook Pro、移動中はiPhone、自宅ではiMacを使っているのですが、その三者のEvernoteが常に同期されているので、非常に使い勝手がよいです。

また、オフライン使用にも対応しているためネット環境が整備されていない所でも、保存しておいたデータには容易にアクセスできるのも素晴らしい点の一つです。

メモの形態も、テキストから写真や音声と多様で、いかなる情報も逃さない優れものです。

このように非常に使い勝手がよいEvernoteの最も優れた点は、高い文字認識技術と連動した検索機能であると思います。

Evernoteにはテキストデータの検索はもちろんのこと、手書きの文字をも検索対象にできてしまうほどの高精度の文字認識技術が搭載されています。日本語は未だに手書き文字検索はできませんが(2010年夏頃からできるとの噂があります)、英語の認識精度は凄まじいものがあります。

私は学術論文を全てScansnapで読み込み、それをEvernoteに流しているのですが、検索したい文字列を打ち込むだけで1000近くあるメモの中から該当する箇所を瞬時に示してくれるため、大変重宝しています。

今では思いついたことやちょっとしたメモだけでなく、ネット上の気になる記事やアナログの論文もすべてEvernoteに入れているため、これなしの生活は想像できないほどです。

あらゆる情報をこの中に入れてしまえば、特に整理などしなくても検索一発で必要な情報に瞬時にアクセスできるというのは感動的ですらあります。

しかし、難点もいくつかあります。

一つは、前述の通り日本語検索機能が英語に比べ、極端に弱いことです。これに関しては、Evernoteの製作者も日本のユーザーを意識していると述べているため、近い将来に解決すると信じています。

二つ目は、月間の容量に関するものです。私は有料のプレミアムアカウントを持っているのですが、それでも月間500MBしかアップロードできません。ウェブクリップなどを保存するだけならこれでも充分なのでしょうが、私のように論文をPDF化してアップロードしているとあっと言う間に月間アップロードの限界に達してしまいます。解決法としては、論文のファイルを入れたノートをシンクロさせずにローカルにしておけばよいのしょうが、それだとどこからでもアクセスできるEvernoteのよさが半減してしまうのです。

三つ目は、ファイル一つの容量についてです。 現在のところ1ファイルで25MBを超えるものはEvernoteに入れることができません。このようなリミッターの存在はヘビーユーザーの私にとっては、かなり煩わしいものです。

四つ目は、iPhoneでの使用があまりサクサクいかないことです。これは私がiPhone 3G 8GBを使っているので仕方ないかもしれませんが、もう少し快適に動作すればいいかなと思います。


このように、いくつかの難点はあるものの、それらを吹き飛ばすほどの良さがあるためにEvernoteは私にとって欠かせないツールとなっているのです。

これからもアップデートを重ね、さらに使い勝手が向上することを切に願います。

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