2010年2月25日木曜日

現時点での私のEvernoteの使い方


昨日に、大勢で各人のEvernote使用法を共有することを提案したので、ここで私も自分の現時点での使用法を示しておきたいと思います。

Evernoteの使い方はつまるところ、何を入れるのか、そしてノートブックとタグをいかに整理するのかという2点に集約されるのではないでしょうか。もっと大きく捉えれば、インプットの仕方やScanSnapの使い方のような話にもなるのでしょうが、とりあえず今回は省略することにします。

まず、Evernoteに何を入れるのか。

これは個々人によって多少異なると思います。ネットで見てみると、タスク管理として用いている方や、画像のファイルの整理として使う方もおられるようです。私は主に自身の研究活動のためにEvernoteを使っているので、入れるものは論文のPDFファイル(数が非常に多く、重いため苦労します)、アイデアメモ、データメモ、図版資料のJPGファイルが主です。自身が取ったノートや学会の配布資料などはスキャンして全て入れていますし、興味深いウェブクリップも入れています。また備忘録として忘れるべきでないメールの内容や大学の掲示なども入れています。

タスク管理として使うこともできるのでしょうが、これにはToodledoを使っていまして、現時点では不満は特にないのでEvernoteは研究活動に特化した使い方をしています。


つぎに、ノートブックとタグをいかに使うのか。
これには大きく分けて3パターンの使い方があるでしょう。つまり、ノートブック中心派とタグ中心派、および両使い派に分かれると思います。私はこの中では、タグ中心派に位置します。

私はノートブックは2つしか作っていません。その名も"Sync Notebook"と"Local Notebook"です。本当は"Sync Notebook"一本にしたいのですが、私は毎月Evernoteの月容量500MBを使い果たすので、ほぼ使い果たしたあとにアップロード待ちのノートを入れるスペースとして"Local Notebook"を置いているのです。月が変わりEvernoteの容量がリセットされると、私は"Local Notebook"の中から約490MBのノートを選択して、それらを"Sync Notebook"に移すわけです。

ノートの分類はすべてタグで行います。ノートブック分類を使わない理由の一つが、分野横断的な内容のノートをどこに入れるのかで迷いが生じることです。ある程度適当に入れておいて、あとは検索して探すというのも一つの手段なのでしょうが、そうするとEvernoteの良い点である情報を一覧することが難しくなると思うのです。また、タグの階層化も使いません。その理由は下部概念のタグを付ける際に、一つのノートにその下部タグを包括する上部タグを付ける必要が生じるからです。自動でやってくれれば良いのですが、手動でやるのはどうも面倒なのです。タグの数が約30個という少ない数なので、現時点では階層化してまで整理する必要性は感じていません。

タグは主にジャンル名で付けています。似たようなジャンルは頭文字に同じマークを付けることで、うまく配列されるように留意しています。タグがアルファベット順でなくて、自由に並び替えできればもっと便利だと思うですが、現時点では難しいようです。

あとはひたすらノートにタグを付けていく作業を行うのみです。私はタグ単位で閲覧することが多いので、タグを付ける際にもノートの内容が少しでもタグの領域にかするようならそのタグをつけることにしています。多くの情報を一覧することによって発生する知的化学反応を楽しみにしているというのも、このタグ中心派の言い分なわけです。

タグ中心派の最右翼、ノートブック不要派の弱点に先日気づいたので、それを加えて筆を置きたいと思います。それは、iPhoneでEvernoteのオフライン機能が使えないことです。この機能はノートブック単位でどれをオフラインにするか決めるものなので、大量のデータを一つのノートブックに集中させている私はこの機能を利用できないようです。iPhoneが圏外の場所でもノートを閲覧できないのは残念ですが、仕方ないですね。

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